治療事例

※手術中の写真など、心臓の弱い方やグロに弱い方は観覧をお控え下さい。
 また、不快感を覚えた方は直ちに観覧をおやめ下さい(他カテゴリへの移動をお勧めします) 

サバンナモニターのペニス脱

サバンナモニターはアフリカ原産のオオトカゲです。全長は1m前後で、尾が短く、胴体が太く、頭が大きく、四肢ががっしりしているので、同じ全長の他のオオトカゲよりもはるかに大きくみえます。人馴れしやすいのでペットとして人気・・・と言われ、毎年けっこうな数の幼体が輸入されます。もともと、アフリカのサバンナ地帯を広く徘徊しながら餌を探している動物なので、それなりの運動量と、バリエーション豊かな餌のメニュー、強い日差し、適度な飢餓状態を必要としますが、ペットとして室内で飼育する場合、上記の環境要件を充たしてやることが難しいようで、栄養障害 肥満 成長障害などの問題に陥りやすいようです。写真の個体は、ペニスが出たままもどらなくなってしまったもので、麻酔をかけてリラックス状態にした上で、浮腫を除去し、ペニスを反転させつつもとのスぺースにもどすという作業をおこないます。

肝臓の悪いフェネック

フェネックは北アフリカの砂漠地帯に棲息する動物で、様々な小動物や特殊な植物を餌としています。飲み水に乏しく、寒暖の差の激しい乾燥した地域に棲息する関係上、誰にでも飼えるような生き物ではなく、飼育している人たちは様々な工夫をしてフェネックの健康を保とうと努力しているようです。この子は肝臓の値が非常に悪かったのですが、犬のようにおとなしく点滴をうけてストレスも感じない・・・というわけにはいかないので、内服薬を処方しつつ、餌メニューの中のドッグフードを肝臓用の処方食にかえたところ、値が下がってきました。定期的に血液検査をしつつ再発予防につとめているところです。他にも肝臓の悪いフェネックの患者さんをかかえておりますが、どうもフェネックは肝臓の値がとてつもなく高値になる生き物のようですが、治療をするとちゃんと下がるのでやはり病的な状態なのでしょう。

ハリスホークの骨折

最近では、猛禽類を飼育される方も多く、専門のショップやカフェなども増えてきました。放鷹術を極める鷹匠さんという方々は昔からいらっしゃいましたが、ホビーとして一般家庭に広く普及するとは、少し前までは想像すらしなかった事です。
飼育される猛禽類の中でも、人に馴れやすく、比較的扱いが楽と言われているのが写真のハリスホークで、飼育人口も多く、たまに患者さんがやってきます。普段、大破した荒ぶる野鳥の手術を行っているので、おとなしく術後の管理もしやすいハリスホークの骨折は、治癒率が良いです。