2019.04.06

●ペストコントロール●

本日もお立ち寄りありがとうございます。

 そして・・・知らぬ間に4月。

 桜もまっさかりです。暖かいので、今年はいいお花見シーズンを過ごせますね。

 写真は、三鷹台の花屋さんからいただいた、スモークチキン。 イタリアン・アルプスの氷河から発掘されたアイス・マンとそっくりだったので記念撮影。

 アイスマンとは、5300年前に亡くなった40代男性で、大変保存状態の良い、最古のミイラです。バルキルマーの事ではありません。

 で・・このチキン。アイスマンの故郷イタリアにちなんで、パスタの具にしました。「春キャベツとアイスマンのペペロンチーノ テラローザ風」という命名に、娘から「アイスマンはやめて・・」という若干の苦情がありましたが、おいしくいただきました。
 
 こういう仕事をしていると、なかなか気づきにくいですが、世の中には、生き物が大嫌いという方が沢山います。

 とくに、このまな板にのってるトリさんなんてのは、意外にも嫌いな人が多いです。

 鳥の造形や動きや目つきが気持ち悪い、ホコリっぽそうで嫌 というのが嫌いな人の意見。 たしかにこのスモークチキンを見る限り、鳥の造形ってのは羽毛のモコモコに助けられなければ、決してプリティなものではないと改めて思いました。

 博物学的諸事情により頭の羽毛を全部むしりとったフクロウなんてのは、ザ・フライのモンスターそっくりのグロさです。

 毛のない犬や猫の品種があっても、鳥でフェザーレスの品種がないのは、やっぱりキモイからなんでしょう(まぁ 仮につくっても、寒くて死んじゃいますけどね)。

 スモークチキンからのむりくりな展開ですが、要するに、鳥が嫌だという人は沢山いるという話がしたかったんです。

 鳥か嫌い!気持ち悪い!そういう感情を持つことは、悪いことでもなんでもなく、個人の自由だと思います。

 その反対に、愛鳥家が心優しくて特別偉いってわけでもないと思います。

 頭やら肩やらにのられまくって、全身ハトだらけになりながら餌をやるのって、けっこう楽しいですけど、集まってきた鳩の群れを見てゾっとして鳥肌たててる人もいることを想像しないといけません。

 同じ場所で繰り返し餌やりをする場合、クリプトコッカスやオウム病リケッチアの汚染についても思い至らないといけません。

 公共の場での餌やりは、廃棄物処理法に違反するかもしれないってことにも注意を払うべきです。

 動物の命を守ってるんだ!という、ちょっと見、絶対正義であるかのような行為も、迷惑する人がいるならば、襟元をただす必要があると思います。

 一方で、動物による何等かの被害を感じた人は、自分ひとりで思い詰めて行動に出る前に、誰かに相談しましょう。

 個人的な問題だと、受益者負担の原則から、自治体は対応しずらいと思いますので、専門業者を検索してみてください。

 法律上の手続きから、動物福祉的配慮まで、全部やってくれますから。(おそらくですが、駆除の正当性の吟味もしてくれると思います)

 自分でやっちまおうとすると、動愛法違反 鳥獣保護法違反 毒劇法違反のトリプルでお縄になる可能性がある上、さらし者になって生活の基盤を失ってしまいます。(注:毒劇法には抵触しないかもしれませんがいちおうのせときました)

 ちゃんとした手順を踏まないと、もともと被害者だったのに加害者になってしまいますからね。悩んだらまずプロに相談してください。
 
   以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。