2017.06.05
●VS.ハクビシン●
本日もお立ち寄りありがとうございます。
先日、幼稚園の同級生のT君から、30数年ぶりに電話をもらいました。
実家に里がえりしている間、犬を預かっていてほしいという依頼なのですが、その犬というのが25kgの仔犬だそうで、どんな子なのか今から楽しみです。
T君とは、幼稚園のお弁当の時間に席がとなりで、なぜか、いつもオニギリの海苔の話題で盛り上がってました。
T君の海苔は、ニコニコ海苔といって、何か特別な海苔らしく、お弁当をあけるたびに「わーい。今日もニコニコ海苔だ!」って歓声をあげるんです。
しかも、白いオニギリと袋に入った海苔を別々にもってきて、おべんとうの時間に巻くという、私のオニギリ感を覆す斬新な食べ方をするんです。バイオリンを弾ける子はオニギリからして違うと、民度の格差を痛感させられました。
彼は、ニコニコ海苔を堪能しながら、必ず「君のは何海苔?」って聞いてくるんですが、私はいつも返答に困りました。
わからないや・・・・ うちのは何海苔なんだろう?
少なくとも、楽しいもんでも素敵なもんでもなさそうな海苔だと思います。お母さんは海苔について何にも言ってなかったので。
家に帰って、「うちのは何海苔? ボクもTくんと同じニコニコ海苔がいい。お弁当の時間に巻きたいから、海苔は別にもっていきたい」とリクエストしてみたところ、ちょっとキレ気味に全却下だったので、それ以上の追求はあきらめました。
よそのお弁当がうらやましい系の発言は、今思えば、超のつくほどの料理下手だった母親の心の琴線をぶっちぎる行為だったのかもしれません。
そんなこんなで、いずみ幼稚園タケB組の石橋とおる君は ニコニコ海苔がうらやましくてしかたありませんでした。
結局、そのニコニコ海苔ってのが私の口に入ることはありませんでした。途中、コンビニのオニギリを初めて食べたときに「おおお!これはT君の食べ方と一緒ではないか!」って出来事があったくらいで、ニコニコ海苔と出会うことはなく、店頭で売られている姿もみかけませんでした。
時は流れ・・・・「白飯には海苔と納豆が必須」 「あまい物よりツマミ系が好き」という嗜好性をもつ娘が産まれ、我が家の食卓には必ず焼き海苔と味付け海苔がダブルで常備されるようになりました。
そんなある日、娘が食べている海苔のパッケージをみてお父さんは思わず絶叫しました!
「おおおおおおおおおお これは 幻のニコニコ海苔ではないか!!。君はこんなすごい海苔を食べていたのか!! これはただの海苔じゃないんだぞ なんたってニコニコ海苔だかんな。理由はかわらんがすごい海苔なんだ。食べるとバイオリンが弾けるようになるらしいぞ。 しらんけど。」
ちょっと関西人ふうの自信のない語尾でしたが、まさかのニコニコ海苔との再会に大興奮する私の姿がおもしろかったのか、娘もなんか楽しそうでした。
45年の時を経て口にした念願のニコニコ海苔は、残念ながら、いたってふつうの海苔でした。たぶんバイオリンも弾けるようになってないと思います。でも、海苔一枚でこれだけ感動できたのでT君には感謝しています。
そうそう!!数十年ぶりの再会とえいば・・(おいおい。まだ続くのか?)
大泥棒ホッツェンプロッツっていう児童文学作品をご存知でしょうか。なんか3巻くらい出ていて、世界的ロングセラーなんだそうです。
(でも 長いからやっぱこのへんで止め! 続く!!)
写真は、庭のビワの木。昨年はハクビシンによって、収穫目前で食べつくされましたので、今年こそは人間様の腹におさめようと思います(昨年の今頃のブログ記事を参照のこと)。
今日も長くてごめんなさいね。
以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。
先日、幼稚園の同級生のT君から、30数年ぶりに電話をもらいました。
実家に里がえりしている間、犬を預かっていてほしいという依頼なのですが、その犬というのが25kgの仔犬だそうで、どんな子なのか今から楽しみです。
T君とは、幼稚園のお弁当の時間に席がとなりで、なぜか、いつもオニギリの海苔の話題で盛り上がってました。
T君の海苔は、ニコニコ海苔といって、何か特別な海苔らしく、お弁当をあけるたびに「わーい。今日もニコニコ海苔だ!」って歓声をあげるんです。
しかも、白いオニギリと袋に入った海苔を別々にもってきて、おべんとうの時間に巻くという、私のオニギリ感を覆す斬新な食べ方をするんです。バイオリンを弾ける子はオニギリからして違うと、民度の格差を痛感させられました。
彼は、ニコニコ海苔を堪能しながら、必ず「君のは何海苔?」って聞いてくるんですが、私はいつも返答に困りました。
わからないや・・・・ うちのは何海苔なんだろう?
少なくとも、楽しいもんでも素敵なもんでもなさそうな海苔だと思います。お母さんは海苔について何にも言ってなかったので。
家に帰って、「うちのは何海苔? ボクもTくんと同じニコニコ海苔がいい。お弁当の時間に巻きたいから、海苔は別にもっていきたい」とリクエストしてみたところ、ちょっとキレ気味に全却下だったので、それ以上の追求はあきらめました。
よそのお弁当がうらやましい系の発言は、今思えば、超のつくほどの料理下手だった母親の心の琴線をぶっちぎる行為だったのかもしれません。
そんなこんなで、いずみ幼稚園タケB組の石橋とおる君は ニコニコ海苔がうらやましくてしかたありませんでした。
結局、そのニコニコ海苔ってのが私の口に入ることはありませんでした。途中、コンビニのオニギリを初めて食べたときに「おおお!これはT君の食べ方と一緒ではないか!」って出来事があったくらいで、ニコニコ海苔と出会うことはなく、店頭で売られている姿もみかけませんでした。
時は流れ・・・・「白飯には海苔と納豆が必須」 「あまい物よりツマミ系が好き」という嗜好性をもつ娘が産まれ、我が家の食卓には必ず焼き海苔と味付け海苔がダブルで常備されるようになりました。
そんなある日、娘が食べている海苔のパッケージをみてお父さんは思わず絶叫しました!
「おおおおおおおおおお これは 幻のニコニコ海苔ではないか!!。君はこんなすごい海苔を食べていたのか!! これはただの海苔じゃないんだぞ なんたってニコニコ海苔だかんな。理由はかわらんがすごい海苔なんだ。食べるとバイオリンが弾けるようになるらしいぞ。 しらんけど。」
ちょっと関西人ふうの自信のない語尾でしたが、まさかのニコニコ海苔との再会に大興奮する私の姿がおもしろかったのか、娘もなんか楽しそうでした。
45年の時を経て口にした念願のニコニコ海苔は、残念ながら、いたってふつうの海苔でした。たぶんバイオリンも弾けるようになってないと思います。でも、海苔一枚でこれだけ感動できたのでT君には感謝しています。
そうそう!!数十年ぶりの再会とえいば・・(おいおい。まだ続くのか?)
大泥棒ホッツェンプロッツっていう児童文学作品をご存知でしょうか。なんか3巻くらい出ていて、世界的ロングセラーなんだそうです。
(でも 長いからやっぱこのへんで止め! 続く!!)
写真は、庭のビワの木。昨年はハクビシンによって、収穫目前で食べつくされましたので、今年こそは人間様の腹におさめようと思います(昨年の今頃のブログ記事を参照のこと)。
今日も長くてごめんなさいね。
以上。三鷹・吉祥寺のペットドクター いのかしら公園動物病院の石橋でした。